2012年5月アーカイブ

タクシン派活動強化の動き

この先どうなるのか.jpgタクシン元首相をめぐり、まっぷたつに分かれているタイの政界ですが、両者の溝が更に深まっていきそうな気配です。首相就任中に軍部らによるクーデターが起きてタクシン氏が国外逃亡の身になってから、タクシン派、反タクシン派と政権が移り変わりながら、タクシン氏をめぐって法律や憲法の変更が繰り返されてきました。そして、タクシン派が再び政権を奪取し、タクシン氏の実の妹インラックが首相となってからは、再びタクシン帰国に向けての動きが活発化しています。

そして、タクシン氏を免罪とする法案をめぐり、昨日国会は大荒れに荒れ、また反タクシン派いわゆる黄色シャツ組が大規模な反対集会を開きました。

反タクシン派による集会

タクシン元首相の妹が首相となり政権を握る現在のタイですが、いつかはこうなるのではと誰もが予想していたのでしょうが、国外逃亡中のタクシン氏帰国に向けての道筋が徐々に徐々に具体的になってきました。こうなると、かつてクーデターを起こしタクシンを国外追放した反タクシン派は黙っているわけもなく、明日30日に大規模なデモを実行すると発表がありました。

Newsclipウェブ版より

タクシン元首相に対する実刑判決の無効化などを含む「国家和解法案」が30日に国会審議入りする見通しとなった。野党民主党、市民団体「民主主義のための市民同盟(PAD)」といった反タクシン派陣営は一斉に反発し、PADは30日に国会議事堂近くで反対集会を開く方針を示している。

スーチーさん1.jpg長いこと軟禁されていたミャンマーの民主化運動の指導者、アウンサンスーチーさんの実に24年振りとなる出国、それが今夜実現されます。世界経済フォーラム(WEF)東アジア会議に出席するため、今晩来タイします。

この会議にはタイ、ベトナム、ラオスの首相とインドネシア大統領、米上院議員、企業経営者ら約600人が出席予定で、5月30日から6月1日まで開催されます。

タイで使えるiPhoneアプリ

タイでも人気.jpg次々と新作が出るiPhoneアプリ。こまめにApple Storeにアクセスしては新作をチェックするものの、結局は「口コミ」であれこれインストールしている私ですが、ここ最近「タイで使える」アプリが増えてきました。今日はそんなアプリをいくつか紹介したいと思います。

の前に、コミュニケーションアプリの「LINE」はタイでもぐんぐん浸透しており、タイの友人とのチャットはWhats appよりもLINEが主流になってきました。スタンプキャラの「ムーン」が受けているようで、先日ショッピングモールのとあるお店で「ムーン」Tシャツを発見。最近はLINEカメラや顔文字、カードも出てますますユーザーが増えているようです。

ガソリンスタンドにWiFi

いつも絡み合っていました.jpg思えば、初めて街角で「Wifi」の文字を目にしたのはタイでした。日本にいた頃、ネットに繋ぐときはオフィスでも自宅でも有線が基本、オフィスではデスクの下に複雑な配線が絡み合い、誰かが踏んだり足を引っ掛けたりしては断絶なんてこともよくあったものですが、タイに来てみたら販売されているPCは無線対応のものばかり、こちらでOLをしていたときのオフィスなんか、ネットも印刷も無線で実に快適でした。

休みの日は、日本の家族や友達とSkypeのビデオ通話をしがてら、スターバックスに通ったり。ネット接続料は割高ではありましたが、画像も音も良く途中途切れることもなく、周りを見渡してもネットをしている人が多かったものです。

タイの調味料 1

タイラーメンではこの4種.jpgひとつの料理に、辛味、酸味、甘味、塩味が同居するタイ料理。屋台のラーメン屋さんひとつ見ても、唐辛子、お酢、砂糖そしてナンプラーとしっかり4種類揃っています。このほかにもたくさんの調味料が濃厚なタイの味を作り上げていますが、その代表的なものを何回かに分けて紹介していきたいと思います。

まずはしょっぱさを出す「塩味」から。日本はなんと言っても「塩」と「醤油」、どちらも食卓に並ぶ調味料の代表格ですよね。それに対抗すべくは「ナンプラー」と「マギーソース」。さてどんな味がするのでしょうか。

レディーガ・ガガ旋風

ドンムアンに到着したガガ.jpg以前こちらのブログで紹介したレディー・ガガのライブが、いよいよ明日に迫りました。実は私のところにもチケットあるから行かない?とお誘いがあったのですが、残念無念明日はどうにもはずせない家族の用事があるのです。

今月10日から13日は日本でも公演を行ったアジアツアー真っ最中のレディー・ガガ、昨日23日にバンコク入り。そのときの映像が、今日は朝からニュースやワイドショーで繰り返し流されています。空港で出迎えた熱烈なファンの人たちは、全世界共通なのでしょうがレディー・ガガファッションに身を包み、これはタイならではなのかもしれませんが、女性寄りの男性が多く映しだされていました。

かずはかっこいいな.jpgキングカズこと三浦知良選手。Jリーグ以前、黎明期から日本のサッカーを引っ張り、世界レベルに導いていったカズ、男性だけでなく女性にも大人気の選手ですよね。今年45歳となったカズは現役選手の中で最高齢だそうですが、現在来タイ中。その理由は今夜行われるチャリティーマッチに出場するためなんです!

朝鮮日報より

日本サッカー界のスター選手、三浦知良(横浜FC)が、朴智星(マンチェスター・ユナイテッド)主催のチャリティーマッチ「アジアン・ドリーム・カップ」(23日、タイ・バンコク)に出場する。三浦は昨年ベトナムで行われた第1回大会にも出場、まだまだ健在なことを見せつけた。21日に成田空港を出発、チャリティーマッチの行われるタイに向かった三浦は取材陣に対し「知らない所でチャリティーマッチをできる喜びはあるよね。物資を送るのに協力できるのは幸せ」と語った。

晩婚化、非婚化、そして少子化が進む日本では、それをターゲットにした産業があります。「結婚紹介業」がその最たるものでしょうが、なんとそのサービスがタイにやってくるというニュースです。

タイ通より

ツヴァイ.jpg『結婚仲介のツヴァイはタイ子会社のツヴァイ・タイランドが、来月2日にバンコク都内中心部のショッピングモール「セントラル・ワールド・プラザ(CWP)」3階に初店舗を出店すると発表した。

 昨年12月に同社が49%、イオングループのタイ現地法人が51%出資する形で設立され、タイ人同士の結婚相手紹介サービス、ウェディング紹介事業の展開を進めていた。

昨日5月19日、バンコクの中心部ラチャプラソン交差点付近で、タクシン元首相を支持する通称赤シャツによる集会が行われました。名目は、2年前の襲撃で命を落とした仲間を追悼するものでしたが、とにかく規模が大きく、伊勢丹が入るセントラルワールドは臨時休業、そこから離れたサトーン方面でも赤シャツがいるという情報が出たりと、2年前のあのときを彷彿とさせるものがありました。

毎日新聞より

タイのタクシン元首相派「反独裁民主戦線」(UDD)によるバンコク都心部占拠の終結から2年を迎えた19日、UDDは都心部で3万人を超える大規模集会を開いた。

ホテルオークラバンコク

Okura_bkk.jpg日本の3大老舗ホテルのひとつ「ホテルオークラ」が、今週バンコクにオープンしました。虎ノ門のオークラは50年以上の歴史を持ち、昔父に連れて行ってもらうたびに、ワンピースを着て、大人しく振舞わないといけないと子供心ながらにも感じた特別の場所でした。そんな思い出深いホテルが、バンコクのど真ん中プルンチットにできたというわけで、早速出かけてきました。

バンコク経済新聞より

ホテルオークラ(港区虎ノ門2)が運営するホテル「オークラ・プレステージ・バンコク」(57 Wireless Road、TEL 02-687-9000)が5月14日、バンコクに正式オープンする。場所は、日本をはじめ米英の大使館が並ぶワイヤレス通りとプルンチット通りの交差点。

だいぶ長いこと赤だの黄色だのと、殆ど話題にも上らなくなった昨今ですが、久しぶりにそちら関連のニュースが入ってきました。

Newsclipウェブ版より

タクシン元首相支持派団体「反独裁民主戦線(UDD、通称スアデーン=赤シャツ)」は多数の死傷者が出たUDDデモの強制排除から2周年を記念し、19日正午から20日午前2時にかけ、バンコク都心のラチャプラソン交差点で集会を開く予定だ。治安当局は警官1200人を動員し、警戒にあたる予定。周辺の道路は混雑する恐れがある。

タイの景気は回復か

Economic-Recovery.jpgタイに長く住んでいますが、この国は強いなと思うことがあります。数年前の政治がらみの騒乱では国際社会に咎められ、昨年の未曾有の大洪水では多大な損害が出たにも関わらず、タイの景気は悪化どころか回復のニュースが目立ちます。

日本はバブルの崩壊以降、景気上向きのニュースはあまり聞こえてきません。その後のリーマンショックや災害などの影響もあるのでしょうが、タイは政治もインフラも不安定なのにたくましいのはなぜなのでしょう。

バンナー人気

bangna.jpg私がかつてタイに移り住んだ頃、「バンナー」という地名は見たことも聞いたこともありませんでした。当時は日系企業の営業職をしていましたから、バンコクの郊外や隣県まで出かけることが多く、バンカピ、バンスー、バンケーンなどバンが付く場所が多いなと思ってはいましたが、バンナーとはなぜか縁がなかったんですね。

それが後に結婚した旦那の兄弟の1人が、勤務地バンナー。それから、時々Centralデパートのバンナー店や、家具のINDEXの自社ビル、そしてBITECバンナーでの催し物に出かけたりと、距離的には近くはないもののすっかり身近な場所となったバンナーです。

J avenueは走りですね.jpg半屋外型ショッピングモールと言えば、トンローのJアヴェニューが走りだったように思いますが、その後雨後の筍のごとくバンコク中心街から郊外にかけて、この手のモールが増え続けています。都心からスクンビット26のKヴィレッジ、アーリー駅前のLa villa、チョンノンシー駅近くのCity viva、郊外の幹線道路にはナワミン通りのCity avenueや、ランカムヘン通りのPure place、エカマイラムイントラのThe Crystalなど実に多くのモールが連立しています。

郊外では、大きなムーバーン(住宅街)のある所に建てられることが多いように思いますが、先週ラムイントラ通り沿いに、他とは一線を画したモールが誕生しました。

Thai Festival 2012.jpg日本の代々木公園で、昨日今日と行われている「タイフェスティバル」。もと在タイだった友人がこぞって出かけて、懐かしいタイ気分を味わっている様子や、日本でタイ関連のお仕事をしている人たちが、ブログやSNSで一斉に写真をアップしてますが、今年はフェスティバルでのコンサートが大きな話題を呼びました。

タイの大御所ミュージシャン「カラバオ」が出演。これまでは、日本でもCDを出したneko-jumpなどアイドルのショーが中心でしたが、今年はあらゆる世代が愛するタイのフォークソング歌手ということで、在日本タイ人なども大喜びだったのではないでしょうか。

お世話になってますパラゴン.jpg来週からいよいよ新学期スタートですが、夏休み期間中、パパのいない平日はよく子供を連れてあちこちお出かけしました。バンコクにはちょっと足を伸ばせば動物園も遊園地もありますし、改めて観光スポットのお寺や名所を訪ねるのもいいのですが、この時期暑くてそうそう表を歩き回れない。

となると出かける先はデパートやショッピングモール。ここ半年の間にできた、アソークのTerminal21やスクンビット47のRain Hillなどにも出かけましたが、どこに行こうか思いつかない時にとりあえず行っとく頼みの綱が、バンコクの2大日本人ご用達デパート「エンポリアム」と「パラゴン」です。

物価上昇問題

フードコートも値上がり.jpg最低賃金アップや大学出身者の初任給アップなど、一見国民の生活レベルを上げ、景気を刺激すると思われたインラック首相の公約、実現されてからは問題ばかりが聞こえてきます。そのひとつが物価の上昇。もらえるお給料が上がっても、物価も比例して上がっていては意味がない。

確かに最近「あ、これも高くなってる」と思うことが多くなりました。配達をお願いしているヤクルトは、値段は据え置きで量が減ったり、フードコートのワンプレートメニューの値段が、昔は25、30バーツが中心だったのが40バーツのものもごろごろ。生鮮食品は天候などの影響を受けて多少値段が変動するのは通常ですが、今起きている物価上昇は人為的なものによるのではという見方が強くなっています。

夏休み最後の週

暑い授業中.jpgかつて高校時代のときのこと、まれにみる猛暑が日本を襲い、冷房設備の無い教室で暑さにうだる中、先生が「暑いときは、とにかく睡眠が必要だから、今日は寝たい人は寝ていいから」と言ったのを思い出します。そうなんです、暑いときはしっかり水分補給してあとはごろごろ。これが体を消耗から守る一番の手段です。

タイは3月から5月まで一年の中でも暑さが特に激しくなる時期。この期間は「体を休めよう」という昔からの知恵なのか休日が実に多い。学校はもともと夏休みなので子供にはあまり関係ないですが、共働き世帯の多いタイでお父さんもお母さんも揃ってお家でごろごろできるお休みがたくさんあります。

今度は渇水?

ついこないだまでは.jpgタイの学校は基本的に2学期制です。あと10日もすると、3月後半から始まった夏休みが終了、いよいよ新学期がスタートします。その後10月に1ヶ月ほどの秋休みがやってきますが、昨年は洪水による臨時休校が重なり、2ヵ月以上学校に行けない状態が続きました。

まだたったの半年前のことですが、洪水がピークだった頃我が家はコンドミニアムに避難、タイ中部工業地帯に勤める友人たちは都心に開設された臨時オフィスに出社、タイに来て初めての天災による非常事態でした。

ユニクロ4店舗目オープン

プロモーションも出てますよ.jpg日本が誇るファストファッションブランド「ユニクロ」、昨年タイ1号店がセントラルワールドにオープンしたときには、エスカレーターにまで行列ができるほどのフィーバーでした。スペインのZARAやアメリカのGAPより後発でタイに進出したユニクロですが、ベーシックなデザインと品質の良さが受けているようで、バンコクの一大ショッピングエリアラチャプラロップを歩いていると、ユニクロのショッピングバッグをバッグを提げている人を見かけることが多くなりました。

オープン当初は、特別価格商品のジーンズやアニメキャラクターのTシャツお目当ての若者が押し寄せたそうですが、最近は少し大人の女性世代に人気が高いようで、我が家の義理の姉もすっかりユニクロ党です。

猛烈な暑さ続く

激しい太陽光.jpg長かった夏休みも、タイほぼ全土の学校で再来週でおしまい、新学期がスタートします。とともに、季節は1年で最も暑い暑期から雨期へと移り変わりますが、今年はまだまだ暑さが続く予想が出ています。

昨年は4月の初旬に中国からの偏西風の影響で「寒い」1週間がありました。ソンクラーン目前なのに、とても水遊びする気が起きない寒さ、長袖に長ズボンで過ごしましたが、今年は今年で暑さのレベルが普通ではない異常気象が続いています。

Terminal 21 @Asoke その2

タイのお洋服と日本語の看板.jpg昨年10月にスクンビットソイ21にオープンした新タイプのデパート、Terminal21。少し前のブログで地下LG階からM階まで紹介しました。(http://www.thaiworker.net/cat596/terminal21-1.html)今日は1階から上を見ていきたいと思います。

建物全体を空港に見立て、それぞれのフロアに都市の名前が付いているのが特徴なこのデパート、地下からCaribbean、Rome、Parisと上がってきて、1階は私のふるさと「Tokyo」がテーマ。レディースブティックを扱う小さいショップがずらっと立ち並び、洋服、バッグ、靴、小物がお店ごとの個性で出迎えてくれます。