タクシン元首相をめぐり、まっぷたつに分かれているタイの政界ですが、両者の溝が更に深まっていきそうな気配です。首相就任中に軍部らによるクーデターが起きてタクシン氏が国外逃亡の身になってから、タクシン派、反タクシン派と政権が移り変わりながら、タクシン氏をめぐって法律や憲法の変更が繰り返されてきました。そして、タクシン派が再び政権を奪取し、タクシン氏の実の妹インラックが首相となってからは、再びタクシン帰国に向けての動きが活発化しています。
そして、タクシン氏を免罪とする法案をめぐり、昨日国会は大荒れに荒れ、また反タクシン派いわゆる黄色シャツ組が大規模な反対集会を開きました。