一人暮らしをしている義理の弟は、新しいもの、ガジェット、テクノロジーが大好き。携帯電話に始まり、オーディオ、ゲームから乗り物まで、どれほどの額をつぎ込んでいるのかはわかりません。そんな弟を見ながら、つい去年までは「最近の若い子は」と斜めの視線で見ていた私ですが、弟に勧められてiPadを手に入れたが最後、半年後には携帯をBlackberryに、さらにその半年後にはiPhoneに乗り換える始末。今では、弟と携帯アプリでチャットするように。それに感化されたのか、もっともローテクだった旦那までもがBlackberry、義理の姉はAndroidと、一家揃って進化した1年でした。
2011年12月アーカイブ
今年の乾季は去年より涼しい日が多く、特に先週のクリスマスイブあたりから夜間の気温がぐっと下がる日が続いています。とはいっても、日本の秋口くらいの気温ではありますが、それでも基本的に一年中夏の国ですから、つかの間の冬が楽しく嬉しくもあり、年末年始と重なることもあって各地でフェスティバルや催し物が開催される時期です。
今年は洪水の影響で生産供給が追いつかず、年末恒例のビアガーデンはあまり見かけませんが、カウントダウンをはじめお祭りは例年通り行われる模様です。
今年は本当に様々なことが起こりました。個人的には思いもよらぬ悲しいことからスタートした1年、その直後に母国を襲った東日本大震災、タイにいる誰もが津波の映像を見ながら水の恐怖に怯え、2004年に起きたスマトラ地震を思い出し、そして雨季の終盤からバンコクにまで洪水が押し寄せ・・・と、どうしても自然災害の痛ましい映像がまず浮かぶ1年でした。
しかし、その一方でその悲しみを癒す、また悲しみを元気に変えるパワーも十分に感じた1年であり、自然が脅威に変わったときに一致団結して助け合う、日本とタイを越えた友情に感動することも度々ありました。アジアの経済情報を伝えるNNA.ASIA社が発表した2011年の10大ニュースに乗っ取って、改めて今年を振り返ってみたいと思います。
いよいよ今年も残すところ、今日を入れてあと3日となりました。国が定めた年末年始の公休日は明日30日からスタートとなりますが、いち早くお正月休みに入った人、企業が多く、子供を学校に送るいつも大変な渋滞な道も、今朝は交通量が減ってすいすい。普段お母さんに連れられてくる子供が、一足先に冬休みに入ったお父さんと登校してきたり。クラスのお友達の中には、両親の帰省に合わせて昨日からお休みしている子もいます。
日本では、門松、しめ飾り、鏡餅などお正月独特の飾り物がありますが、タイではクリスマスとミックスされた状態で、商業地区ではいまだにクリスマスソングが流れ、ニュース番組のスタジオにはクリスマスツリーが置かれたまま。これもタイ名物のひとつとなんでしょうが、日本人の目には奇妙な光景に映ります。
クリスマス週末は、連日連夜都心に出掛けていましたが、人も車も多いこと。特に金曜の夜の都心からの帰り道はひどい渋滞に巻き込まれました。普段混まないエリアでも車がぎっしり、よっぽど事故でも起きているのかと思いきや、ただの自然渋滞。旦那に「クリスマスだからかな」と聞いたところ、「いや、違うでしょ」。確かに、週末と重なったクリスマスで遊びに出掛ける人も多いそうですが、大半は年末年始に一日でも多く休めるように今のうちに仕事をがんばって片付ける人が多いのだとか。
そういや、いつも重役出勤の義理の姉も今朝はずいぶん早くから仕事に出掛けて行きました。今日は早いのかと聞いたら、やっぱり答えは「一日も早く年末休みに入りたいから」とのこと。早く仕事を終えたもん勝ちみたいなこのノリ、私が日本でOLしてたときと感覚が違う、皆で一斉に休み突入でしたからね。
年に1~2回の里帰りでは、あちらこちらで日本の美味しいをいただくのが楽しみの一つでもありますが、まず子供が行こうというのが「モスバーガー」。実家の近くの店舗は、並木通りに面したガラス張り、子供用のおもちゃや塗り絵セットや絵本が用意してあったり、ソファー席があったり居心地が良い。また、産地直送のオーガニック野菜を使っていたり、黒板に書かれたお勧めメニューやら、期間限定のスープなど、大人も子供も幸せになれるハンバーガーの店です。
タイでも都心で母子昼ごはんというときは、9割方モスバーガー。そんな私たちにも嬉しい「限定バーガー発売」のニュースを今日は紹介したいと思います。
北朝鮮の金正日が亡くなった日、タイのテレビでもどれほど大きく取り上げられるだろうと思いきや、表題のSek Losoさんの映像の方が多かったのではないでしょうか。Sek Losoはタイの国民的ロックスター、その彼が海外で麻薬を吸引している写真が元奥さんによってFacebookにアップされ大きな波紋を呼んでいたのですが、これに対し本人自ら会見を開きました。画像という動かぬ証拠があるからか、本人は麻薬使用をあっさりと認めました。
タイでもスマートフォンの普及率が高く、日本よりも比較的身近に感じられるタイの芸能人ですが、いつどこで画像や映像を撮られ、いつの間にネットに上げられているともわかりません。恋愛スキャンダルならまだしも、麻薬は芸能人生命にもかかわる大問題です。
1ヶ月以上に渡る洪水による臨時休校が開けて1週間。子供もすっかり元の学校生活に戻り、毎日張り切って出かけていますが、3月末まで休校だった分の振り替えで土曜日も登校となりました。先週その最初の土曜日だったのですが、普段は学校のバスやおばあちゃんが運転する車に乗ってくる子供も、お父さんとお母さんと3人で来る生徒が多く、学校の駐車場が満杯となり、外の道路にまで車が溢れ、警察官が交通整理にやってくる騒ぎとなりました。
というのも、学校から出た道は大きな幹線道路で片側3車線なのですが、実はまだ2車線が冠水したままで車の往来が思うようにいかないのです。おおむね収束したと思われる洪水ですが、名残はしっかりあるようで、本格復帰はこれからと言ってよいかもしれません。
新政権となってから水面下で着実に進んでいるタクシンカムバック政策を見ていると、インラック首相は兄タクシン氏のためにお膳立てをして最後は罪をかぶって辞任しちゃうのかなと、勝手なシナリオをつい予想してしまいますが、なんだか本当にそんなことが起こりそうな気配となってきました。
今月5日の、国王誕生日に毎年行われる恩赦の対象から自ら辞退したものの、パスポートが無効で逃亡者扱いだったタクシン氏になんとタイのパスポートが発行されました。
先の洪水の被害でビールの供給量が減っていた昨今のバンコク飲み屋事情。日本では暑い夏こそ屋外で生ビールですが、タイでは涼しいこの季節に外で夜風に当たりながら飲む。
例年は各地のデパート前に特設のビアガーデンができて、どこも人でにぎわうのですが、今年はあまり見かけません。「ビールが無い」のがその理由。スクンビットにある日系のレストランやバーでもしばらくビールの銘柄が一部欠品したり、生ビールのお預けを食らっていましたが、クリスマス前に嬉しい嬉しいニュースが入ってきました。
先日オープンしたアソークのTerminal 21に続き、今度はMRT地下鉄ラマ9駅に「セントラルプラザグランドラマ9」という新しいショッピングモールが昨日14日にオープンしました。
ラチャダーピセーク通りとラマ9、二つの大通りがぶつかる交差点。お向かいにはFortune TownとLotusがありますが、わざわざ行くほどの施設でもなく、またいつも渋滞がひどいエリアということもあり、滅多に通らない場所なのですが、今回オープンしたセントラルプラザグランドラマ9に入るテナントを見ると、これはわざわざMRTに乗って行こうかなと思わせる内容となっています。
憲法記念日の振り替え休日だった昨日12日、タクシン元首相の長女の結婚式が執り行われました。
Newsclipウェブ版より
『12日、タクシン元首相(62)の長女、ピントーンター・チナワットさん(30)と若手実業家のナタポン・クンナーコンウォンさん(31)の結婚式がバンコク都内のホテル、プラザアテネバンコクで開かれ、ピントーンターさんの叔母のインラク首相(44)ら家族・親族と友人、政財官界の有力者らが門出を祝った。汚職で懲役2年の実刑判決を受け国外逃亡中のタクシン元首相は出席できず、シンガポールからビデオ電話で新郎新婦を祝福した。』
バンコク市内で大人が静かにお酒を楽しめるバーというと、クラウンプラザホテル(旧パンパシフィック)のFinishing Post、最近ではセントレジスホテルのSt. Regis Barなどがお気に入りですが、またひとつ穴場的な店を見つけました。
都心ではあるけれど、ちょっと行かないエリア。こういう場所は車で乗り付けるのがかっこいいのでしょうが、BTSだとパヤタイ、アヌサワリー駅からともに徒歩圏内。都心でも比較的ローカル色の強い地域の中にそびえ立つモダンなホテル、プルマンホテル内にあるお店を今日は紹介したいと思います。
日本にいた頃、ちょっと表面が焦げたカリカリトーストにバターを塗ったものが朝食の定番メニューでした。これと同じものをタイで食べようとすると、まずカフェやパン屋台など外では見つからない。タイのトーストは柔らかくて焦げ目なし。バターの上に、練乳と砂糖をまぶして甘くしたものがほとんど。じゃ、家で自分でやろうとすると、茶色くなった表面を見て「そんな焦げたものを食べたら病気になる」と一番美味しい部分を削らされる。
そうなんです、タイと日本とでは「パンの美味しさ概念」がまるで違うのです。しかし、タイに長くいると柔らかくてふにゃふにゃ、クリームやマヨネーズ、砂糖を大量に使った具入りパンにも慣れてきました、というかすっかり虜にになった私が一押しする「これぞタイ的パン」を紹介したいと思います。
今年はどういうわけか年末モード、クリスマスモードに体が追いつかない感じなのですが、どうも洪水で避難していた3週間が私にとって空白の3週間だったようで、12月も半ばに差し掛かろうとしているのにまだ11月の気分。
ですが、街は確実に師走の様相、イルミネーションの前で写真を撮ったりクリスマスソングを聞けば冬生まれ冬大好きの私の心も盛り上がってくるというもの。タイでは12月5日の国王様のお誕生日からクリスマスを経て、1月いっぱいまでお祭りモードが続きます。また年末には家族やお世話になった人にプレゼントを贈るギフトシーズンでもあります。
バンコクの電車や地下鉄に乗っていると、日本並に携帯電話をいじっている乗客が多いのが目に付きます。MP3を聴きながら、ゲームやインターネット、SNS、チャット、移動中に窓の外を見つめたり、小説を読んだりという光景は昔のものとなったようです。
かく言う私も、移動中はもっぱら携帯を眺めているわけですが、つい昨年前半くらいまでは車内で見かけるのは非スマホユーザーの方が圧倒的に多かったのに、今年はスマホ以外の携帯が珍しくてかえって目がいくような状態です。
CNNGo.comというサイトが選ぶ「世界で最も美味しい飲み物Best50」。以前発表された「世界で最も美味しい食べ物」では、見事タイの「マッサマンカレー」が1位を獲得。このサイトは着眼点や評価基準が独特なのが面白いのですが、今回の「飲み物」版にはいったいタイからいくつランクインされているのでしょうか。
ちなみに、私が大好きなタイ独自の飲み物といえば「タイ風アイスコーヒー」。初めて飲んだときはこれは飲み物というよりデザートの域だと思ったほど甘いコーヒーは、インスタントコーヒーに、お砂糖、コーヒーメート、練乳をたっぷり入れたもの。日本ではブラック一筋だった私ですが、今となっては甘ったるいこちらが朝の定番となりました。所変われば味覚も変わる。
昨日の夕方、都心部を中心に久しぶりに雨が降りました。タイは乾季に入ると、ほとんど降雨がないのが普通なのですが、夕方くらいから雲が厚くなり、まさかの雨。大粒の雨がぽつぽつと短い時間ですが降り注ぎ、埃っぽい道路を洗い流してくれたように思います。
タイに冬はなさそうなものですが、長くすんでみると1~2週間だけ「寒い」と感じられる期間があるを楽しみにするようになります。この期間はタイの女性たちもマフラーを撒いたり、ショールを羽織ったりして冬のおしゃれを楽しむのですが、今日はそんなちょっと気温が下がる季節に食べたい「鍋料理」の店を紹介したいと思います。
先ほど、洪水が引いてから3回目の区役所による害虫除去の薬を散布する車がやってきました。積み上げた土嚢の隙間などに、見るも恐ろしい虫がいる可能性もあるそうで、隅々まで薬が行き渡るよう大型の噴霧機を使って薬が撒かれました。事前に「外に干した洗濯物は取り込む、窓は閉めておくように」というアナウンスが拡声器から聞こえてきて、大急ぎでシーツなど片付けましたよ。
洪水が引いてから異様に増えた蚊。今朝も旦那がしまい忘れたスニーカーの中から、大量に飛び出てきて焦ったこと。普段はあまり使わないスプレータイプの殺虫剤ですが、今は常備。蚊は放置された水場に発生しやすいですから、洪水は蚊の繁殖にもってこいなんですね。ああ、恐ろしい。
10月にオープンしたばかりのBTSアソーク駅直結の新しい商業施設「Terminal21」に出かけてきました。建物全体を空港に見立て、フロアごとにロンドン、パリ、東京などの都市をイメージした新型のデパートとあり、在タイ日本人の間でも今最も話題のお出かけ場所ではないでしょうか。
地階はGourmet Marketスーパーや、まだここにしかないケーキやお惣菜、パン屋が並ぶ様はさながら日本のデパ地下。映画館のある上階までは小さいブティックがぎっしりで、全体で見るとJRの駅ビルっぽい雰囲気ではないでしょうか。
今日12月6日、実に2ヶ月ぶりに子供の学校が再開しました。当初10月いっぱいだった中間休みですが、洪水の影響で臨時休校が続き、今日ようやくバンコクのほとんどの地域で学校がスタートしました。休みが長引いたからといって、洪水がひどい期間は避難生活でお出かけも思うようにできず、子供も友達や先生を恋しがっていましたから、今朝学校に着いたときの喜びようには私も嬉しくなりました。
とは言っても、学校へ送る道からはまだまだ冠水している小道や家が見えますし、もしかしたらクラス全員が揃うのはまだ先になるのかもしれません。でも、こうして元の学校生活が始まり、洪水から大きく前進という感じがあります。
今日12月5日は、プミポン国王様のお誕生日で祝日です。84歳になられた王様を祝う祝賀や祭典が朝から王宮で行われています。国王は国民の父ですので、今日はタイの「父の日」でもあり、家族が揃ってお父さんを囲む一日なんですね。
タイでは自分が生まれた日の曜日を大事にするのをご存知ですか?曜日によって色がありますが、王様がお生まれなった月曜日は黄色。今年はまさしく月曜日ということで、庶民も黄色を着てお祝いするかと思いきや・・・
毎年言ってるような気もしますが「え、もう?今日から師走」です。今年も激動の1年でした。小学生から、毎年欠かさず年末になると公私混同の今年の10大ニュースを書いていますが、今年ばかりは自分のことよりも、世の中で起きたことの方が上位にランクインしそうです。
東日本大震災が発生した日、義理の母が「テレビ点けて!!」と私の部屋に飛んできたのが3月。あのとき見た水が街を流していく映像の恐ろしさ。それから半年、タイで洪水発生。津波とはまったく違うものですが、水の怖さを思い知ることとなりました。