2011年11月アーカイブ

洪水復興 7

進んでくれ.jpg避難先から自宅に戻って1週間、すっかり洪水以前の生活に戻りました。子供の学校はまだ臨時休校中なので、体力を持て余した子供を連れてデパートや遊戯施設、また恒例の家族揃っての外食で都心にも何度か出かけてきましたが、車の渋滞が激しいこと。これはひょっとすると洪水以前よりもひどいのではと思うほど、日中も夜間も混雑しています。洪水騒動の間、動くに動けなかった人や仕事や物がいっせいに動き出したのでしょうか。

タイの経済、日本の経済にも大きな影響を及ぼした今回の洪水ですが、復興に向かって街全体が動いているのが感じられます。

洪水復興 6

水は引いても衛生面に注意.jpg洪水が起きると、必ず懸念される衛生面の問題。傾斜の少ない土地を、あらゆるゴミとともにゆっくり漂い流れてきた洪水の水は、熱帯の日差しを浴びて腐敗しています。近くにいくとわかりますが、その水は異臭を放ち、かつて水に浸かっていた場所の壁や土嚢には緑や茶色の線がこびりつき、水が引いた後もヘドロが道路に拡散された状態です。

私が住む住宅街の水は1週間前に引きました。その後立て続けに二日連続で区の職員が来て、道路清掃と、殺菌の薬を撒いていきました。我が家も含めてほとんどのお宅が土嚢を片付けていますが、土嚢の隙間に害虫や小動物が潜んでいることが多いそうです。しかしこの土嚢、どうするのでしょう。旦那は来年用にと、とりあえず駐車場の一角に積んではいますが、工事業者などがリサイクル用にと回収したりしないのでしょうか。

洪水復興 5

ひどい渋滞でした.jpg先週の金曜日、久しぶりに夜外に出かけてきたのですが、バンコクの道路は激しい渋滞でした。月末と重なったこともあるのでしょうが、洪水はもう来ないと信じた人たちが一斉に街に繰り出してきた感じ。つい2週間前は、どこからタクシーに乗っても目的地まですいすいだったのが、シーロムからスクンビットまで1時間は軽く掛かる、かつてのバンコクに戻っていました。

がやがやわいわい、眠らない街バンコクが再び息を吹き返した感じが、バンコクが好きでタイにやってきた私にはとても嬉しかった。都心部にいると「あ、もう洪水は過ぎ去ったのだ」と感じますが、帰り道自宅のある郊外に向かう幹線道路を走っていると、両サイドの小道にはまだまだ水が漂い、水面に街灯の明かりが映し出されていました。

洪水復興 4

政策実施されても・・・.jpgタイ貢献党が選挙に勝ち、新しい政権を発足させ、次々と国民寄りの政策実施の発表をした直後にタイを襲った大洪水。最近、タイ人のつぶやきでこんなものが流行っているようで・・・

『新居購入への減税→家、水に浸かってます。新車購入への減税→車、浸水を避けて高速道路上に路上駐車してます。最低賃金引き上げ→職、失ったので意味ありません。』

未曾有の大洪水が経済に与える打撃は、相当大きなものとなっています。

洪水復興 3

乾いた道路.JPG避難先から帰ってきて、ようやく庭やしばらく使っていなかった部屋の掃除が終わり、今日実に3週間ぶりに家のPCからこのブログを書いています。思った以上に片付けに時間が掛かりましたが、家というのは住人がいないとどんどん錆びていくものなんですね。

我が家は2世帯住宅なので、一足先に避難所から戻った義母が暮らす母屋はよかったのですが、私たち親子の離れの家は、空気の入れ替えは時々していたものの、天井にはくもの巣が張り、とりあえず高いところに上げていた家電は埃をかぶり、すっかり廃墟っぽい様相となっていました。洗濯機に至っては、たった3週間回していなかっただけで不調をきたしてましたからね。

洪水復興 2

詰め込みます.jpg約3週間に及んだ我が家の避難生活も今日が最終日となりました。着の身着のままで親戚のコンドミニアムにやってきたあの日、排水溝から水が溢れ続け、住宅街の中にある運河からも水が流れ出し怖かった。数日後に自宅に荷物を取りに行ったときには、住民を輸送する軍の大型トラックや、ボートが家の前の道を行き来し、いつ戻ってこれるか想像もつきませんでした。

そんな中、義理の母は「やっぱり家がいい」と避難から1週間で早々に帰宅。連れてきた2匹の犬も、ストレスのせいか毎晩遠吠えをするようになり義母と一緒に戻りました。

タクシン元首相恩赦辞退

タクシン氏は戻ってこない?.jpgバンコクが洪水でてんやわんやしている真っ最中に、首相が外遊している間に、いつの間に進められていたタクシン氏を国に戻すべく恩赦条件改正。これには、さすがに呆れた。非タイ人の友人もSNSで「なんじゃこりゃ」と咆えてましたからね。外国人ですらそう思うのですから、タイ人からもかなりのブーイングが上がり、挙句の果てにはタクシン氏本人が「恩赦辞退宣言」。

12月5日の国王誕生日に実施される恩赦は、そもそも「麻薬・汚職」の罪には適用されなかったのですが、チャルム副首相が「麻薬犯」のみに対象を限定する法律に半ば力ずくで変えたところ各界からものすごい批判が上がりました。

洪水復興 1

もう少し!.JPG我が家の避難生活は明日で3週間目となりますが、ようやく自宅に戻る目処が立ってきました。北から繋がる幹線道路の一部は冠水状態で、通りに並ぶデパートやスーパー、商店もまだ閉じている所が多く通行止めの所もあるそうですが、我が家のある住宅街は今朝急に水が引いたとのこと。幹線道路と、そこから住宅街までの道の水があと10センチ引けば乗用車の乗り入れも可能だそうで、そうすれば一家揃って元の生活に戻れます。

また、会社の駐車場に車を停めっぱなしだった義理の姉も、約1ヶ月ぶりに避難先からの車通勤再開。都心を走る交通量が増えてきて、バンコク名物の大渋滞も戻ってきましたよ。

洪水被害 60

乾いた道路はやっぱりいい.jpg洪水被害のトピックも60回に突入しました。ここまで長引くとは思いませんでしたが、そろそろ洪水被害から洪水復興に移行できそうな気配です。先週の土曜日は、避難している親戚のコンドミニアム前の小道でも排水溝から水が溢れだし、本気で長靴を買おうかと思っていましたが、今朝はすっかり乾いて排水溝を覗くと水面が下の方に見えます。

私の家の前の通りも、火曜日に出かけたときは膝程度の水が漂っていましたが、先に戻った義母によるとくるぶしまで水位が下がったとのこと。幹線道路から住宅街に続く道の水位も乗用車が乗り入れできるまで下がったら、一家揃って家に戻れます。先が見えてきた!

洪水被害 59

温暖化で地球が悲鳴を上げている.jpg今回の洪水では、「バンコクの脆弱性」が浮き彫りとなりました。50年に1度ともいわれる未曾有の大洪水となった理由はいくつかあるのでしょうが、人為的なものが多いのではないでしょうか。今年の雨季は豪雨を伴う台風が続き、降雨量が例年を大きく上回りましたが、これは地球温暖化が招いたもの。

地球温暖化は、人間の産業活動に伴って排出された温室効果ガスが主因となって引き起こされます。かつて高度成長期の日本でも洪水が頻発したそうですが、まさに今猛スピードで産業化が進んでいるタイの上空には、大量の温室効果ガスが漂い大量の雨を降らせます。そして土と木に覆われていた土地は産業化と都市化でコンクリートとなり、降り注いだ雨水が地面に吸収されず洪水となる、明らかなる悪循環が導いたものです。

洪水被害 58

Big Bagを積んだり崩したり.jpgもう58回目となったタイの洪水トピックですが、最近はニュースを見ていても収束が見えてきました感が強くなってきています。がしかし、まだ「三歩進んで二歩下がる」状態。あっちで水が引いたら、こっちに水が押し寄せてきて、自然な水の流れだけでなく人為的なものも絡んでいるようです。

ZAKZAKより

タイの洪水で18日までに、首都バンコク北部に設置された巨大土のうに対して、周辺住民の不満が募っている。中心部への浸水を防ぐ一定程度の効果を挙げているが、水の流れが滞り、既に冠水した地域で被害が長期化する原因になっているためだ。

タクシン氏帰国か

12月5日は国王お誕生日.jpg来月12月5日はプミポン国王のお誕生日で祝日です。この日は国民の父の日であり、国をあげて祝福をします。ようやく収束の目処が立ってきたバンコクの洪水ですが、政府は国民全員が晴れた気持ちでお祝いできるようにと、なんとかこの日までにある程度の回復を目指しているのではないでしょうか。

がしかし、政府がこの大事な日に目指しているもっと大きな山がありました。8月にインラック氏が首相に就任してから、じりじりとタクシン寄りの政権を組み立て、兄の帰国に向けて足場を作っているような動きが見られましたが、未曾有の災害で国民の目がすっかり洪水に向けられたその水面下で・・・

洪水被害 57

海外安全情報が引き下げ.jpg先ほど在タイ日本国大使館から、外務省発表のバンコクの危険情報が引き下げられたとのメールが回ってきました。

以下2件ともNewsclipウェブ版より

日本の外務省は16日、バンコクなどタイ中部に対する危険情報を、洪水の状況が改善したとして、引き下げた。

 引き下げ後の危険情報はバンコクのワタナー区、ヤナワー区、プラカノン区、パトゥムワン区、サトン区、パヤタイ区、プラウェート区、クロントイ区、ラチャテウィー区、ラークラバン区、バンスー区などが「十分注意してください」、バンコクのその他の区と中部のアユタヤ県、パトゥムタニ県、ノンタブリ県、ナコンパトム県、サムットサコン県が「渡航の是非を検討してください」。

洪水被害 56

濁水です.jpgバンコクの洪水はピークを超えた感がありますが、決して衛生的とは言えない水が残していったもの、そんな水が運んできたゴミの問題があります。道路の排水溝から沸いて出てきた水は、水位が下がった後に緑色の藻のような物を残し、下水独特の匂いを発している場合もあります。

不衛生は病気を招く。洪水が起こると伝染病が流行ると言われていますが、しっかりと予防と対策を取ることが大事。特に、子供のいる家庭では大げさと言われるくらいの注意が必要です。

洪水被害 55

再開の目処たたず.jpgバンコクにいる日タイ家族の友人との最近のもっぱらの話題は「いつ、学校が再開するか」。タイの学校は2学期制、9月で前期が終了し10月は約1ヶ月の休みとなります。今年はその休み中に洪水が押し寄せてきて、政府は当初始業日を11月14日に延期すると発表しましたが、今となってはいつになるのやらまったく目処が立っていません。

場所によっては校舎がまともに洪水の被害を受けており、ドンムアン空港に近いラックシー地区にいる友人の一人は、水が引いてからも修復工事が必要のため学校が開くのは2月以降とのこと。そうこうしてるうちに、3月中旬からの大型休みに突入しそうだと嘆いていました。

洪水被害 54

セントラルワールド前の大きなクリスマスツリー.jpg今週、私の日本の友人がタイに遊びに来る予定でしたがキャンセル。彼女はこれまでも、豚インフルエンザの蔓延、赤シャツ暴動のせいで2年連続延期、やっと来タイが実現した昨年の秋は私が親子でインフルエンザで入院。なんという運命だろうかと思いますが、今年こそは会えると思っていたら洪水で見事延期。

今回は洪水という非常事態のためキャンセル料は掛からないそうで、ぎりぎりまで粘ったのですが、結局断念。タイは乾季に入り、例年だったら11月に入ると徐々にクリスマスイルミネーション点灯が始まり、ビアガーデンがあちらこちらに出没、最高の観光シーズンなんですが、今年はそうもいきません。

洪水被害 53

道端で売ってます.jpg昨日は避難生活に入って2度目の日曜日、息抜きに近くの大型スーパーへ出かけてきました。久しぶりにお出かけではしゃぐ子供と車の外を見ると、道路脇で「長靴」「ボート」「土嚢」「飲料水」を売る店がずらり。ボートは3000バーツ前後、長靴も大人用が250バーツ程度で売られていました。スーパーではTシャツ短パンに長靴スタイルの人が多く、区の8割以上が冠水している現実を感じました。

洪水被害 52

依然楽観視できる状況ではないバンコクの洪水ですが、今日になって状況改善のニュースが続いています。昨日11日の大潮を乗り越えたこともあるのでしょうが、現状維持もしくは水かさが減ったという報告が多くなってきています。

バンコク東の郊外ミンブリ区にあるバンチャン工業団地では、今日になって水位が10センチ下がったそうですが、近くの幹線道路の地面に大きな溝をブルトーザーで堀り、そこに工業団地内に流れ込んだ水を排出しているとのことでした。これによって、さらに都心に近いセーンセープ運河の水位が多少上がるそうですが、次の大潮の前にできるだけ多くの水を海に流す作戦とのことです。

洪水被害 51

トゥクトゥクはまだ走ってる.jpg昨日、タイ人の友人たちと洪水が起きてから久しぶりに会ったのですが、4人中3人が避難生活の身でした。3人とも親戚や友人の家から集まってきたのですが、いつもと違う生活での疲れが出ていながらも、悲壮感はなかった。なんでしょうね、家の1階が完全に浸水状態で、着の身着のまま出てきた人ですら、「まあ、しょうがないねえ」と笑ってました。

洪水の真っ只中、話題も洪水中心かと思いきや、「ねえねえ、今日って11年11月11日だよ。しかも満月だってよ。」と、トンロー辺りのカフェでかつてがやがや話してた雰囲気そのまま。多少見通しが付いたとの発表に加え、まあいつかは過ぎ去るだろうという気持ちからなんでしょうか。

洪水被害 50

濁ってます.jpg避難先のコンドミニアムの前の通りにも、徐々に水が忍び寄ってきました。いっぱいになった排水溝から水が溢れ出し、昨日は子供たちがバトミントンをしていた道路が今朝は水浸し。天気は快晴、気温も高いですから、地表にある水をできる限り太陽に吸い上げてほしいものですが、灼熱の光でも追いつかない水がバンコクを覆っています。

空からの写真では水色に見えるのかもしれませんが、バンコクの洪水の水は黒い。水が濁っている上に、下の方に藻のようなヘドロのようなものが漂っています。排水溝からの水は当たり前でしょうが、運河から溢れた水も決して透き通ってはいません。

洪水被害 49

また一人、今回の洪水騒動で友人が日本に避難していきました。彼女は駐在員の奥様ですが、いつ洪水がやってくるのか情報がないのが怖いと話していました。タイのローカルテレビでは、どこかしらのチャンネルで必ず洪水関連のニュースを放映しています。しかし、そのほとんどがタイ語放送、これではタイ語を日常的に使っていない外国人が不安になるのも無理ありません。

Newsclipウェブ版より

タイ中部の大洪水では日系企業などが英語での迅速・正確な情報提供を政府に求めているが、洪水の本格化から1カ月以上経っても英語での情報提供はほとんど行われていない。バンコク都庁は避難勧告などのプレスリリースを英語でも出している。

洪水被害 48

今日はロイクラトンです.jpg今日11月10日は「ロイクラトン」、自然の恵みや水の精霊に感謝し、罪や汚れを水に流して魂を清める「灯篭流し」の日です。実質的には、日本のクリスマスに近い「カップルのイベント」でもあり、タイの全国各地でバナナの葉で作った灯篭にお花で飾りつけをし、ろうそくやお線香を立てて川に流すのですが、今年は洪水のため自粛ムード。

去年は学校で皆で作成した灯篭を、校舎の裏手にある大きな池に皆で流したことを子供が懐かしそうに話していますが、今年はいつ学校が再開するかも目処が立たず、避難生活の身。私も大好きなタイらしい美しいお祭りですが、今年はお預け。水の精霊が早く海に戻ることをお祈りするだけになりそうです。

洪水被害 47

とにかく土嚢を積み上げろ.jpgこれまでのインラック首相の発言を見ていると、あれはずいぶん楽観的で現実離れした見解だったのだなあとつい遠い目になりますが、タイの北部、中部を襲った大量の洪水は確実にバンコクの中心部に向かって南下してきています。

この水を少しでも中心部を避けて東西の運河に迂回させようとしているものの、もう無理があるのではないのかと思ってしまいます。11月9日現在で避難勧告が出されているバンコクの区は18区となりました。これらの区を走る大きな通りも、水かさが上がり至るところで交通止めとなっています。

洪水被害 46

東日本大震災.jpg3月11日の東日本大震災のとき、日本に住む私の妹は近くの小学校に避難しました。夫が海外出張中だったこと、生後4ヶ月の乳飲み子を抱えていたこと、また実家から遠いところにいたことから、余震などを警戒して避難に踏み切ったそうです。

また、その後原発が爆発したときは、その日から丸々2週間子供を家の中から一歩も外に出さなかったとのこと。今現在も、洗濯物はお昼過ぎくらいまでの3時間しか外干しはしないと決めています。その理由はいずれも「最悪のパターンを想定」しているからだそう。

洪水被害 45

今回の洪水は、あちらこちらで住民同士の諍いを勃発させています。我が家でも、最初の浸水のときに「どうして家の前の通りはくるぶしまで水が来てるのに、裏の通りはカラカラなんだろう」と思いましたが、地表と地下のわずかな高低差で運命が分けているようです。

これがもう少し規模の大きい話になると、あるポイントを境に浸水しているエリア、まったく水がやってこないエリアとに分かれ、それを左右するのは高低差のほかに、水門の開き具合などが関わってきます。

洪水被害 44

前回のブログから6日も間があいてしまいました。ご心配お掛けして申し訳ありません。実は、最後のメールをアップした翌日から急遽我が家も避難生活と相成りまして・・・

一度は引きかけた道路の水でしたが、バンコク郊外を右往左往に流れる運河の水門を開いたことで再び水がじわりじわりと押し寄せ、1週間前にはまだくるぶしにも達しない程度だった水が、あっという間に膝下までとなり、とりあえず義理の弟宅に避難となりました。

最初は排水溝から水が溢れ出してきたのですが、1日もしないうちに住宅街全体に水が溢れた理由は、やはり運河からの水でした。住宅街を出るゲートの手前にある運河から水が溢れ出し、それが住宅街隅々にまで押し寄せたことにより、全体がすっかり冠水状態となってしまいました。

洪水被害 43

北部では完全に冠水しています.jpg北部、中部があっという間に飲まれたのに、バンコクに近づくにつれ長引いている感が強まる今回の洪水。水は低い方に向かって流れるのは当然ですが、どうしても中心部への流入を避けたい政府や都の思惑で、西へ東へとゆっくり迂回させているのが一番の理由でしょう。

水は各位実に中心部に近づいているものの、ルートをぐっと曲げているため、水の流れが遅くなっているようです。私が住むエリアでは、一度水が引いたにもかかわらず、この迂回ルート近辺にあるために再び排水溝から水が上がってきて、家の前の道路も半分が再び冠水している状態です。

洪水被害 42

政府合同庁舎.jpgバンコクにまで及んでいる洪水被害ですが、チェーンワタナーにある政府合同庁舎近辺では膝くらいまで水に浸かっています。この中にはイミグレーションがあり、ビザの申請、リエントリーパミットの取得、90日申請など、タイにいる外国人も少なくとも年に1回は用事のある場所です。

ですので、洪水で入れないとなると困るわけで、私自身もそろそろ90日申請の日が近づいており、どうしたらよいものかと思っていたのですが、在タイ日本国大使館よりイミグレーションに関する連絡が来ましたので、下に転載したいと思います。

洪水被害 41

都心部はまだ平気らしい.jpg洪水に伴い政府が臨時に制定した公休日は昨日で終了、今日11月1日から一応バンコクの社会は通常通りに動き出しました。この間ホアヒン、パタヤ、日本などに一時避難していた友人は「バンコクに戻ったら意外に普通だった」とのこと。長引く洪水に回復の兆しがあるという発表もありました。

産経ニュースより

タイの首都バンコクの冠水被害が広がっていることを受け、同国政府は1日までに、首都圏に軍兵士6万人を動員、堤防の増強や被災者の避難誘導に全力を尽くした。首都に向け南下している大量の水については「水量が1日10%減少している」として、状況に改善の兆しがあるとの見方を示した。