2010年11月アーカイブ

ヘビ騒ぎ

我が家のあるバンコク郊外は緑がいっぱいで、空気がおいしい。高層ビルやマンションは無くて、夜は星空が綺麗。まだまだたくさんの自然に囲まれて、実に穏やかにのんびりと過ごしているのですが、「自然は怖いぞよ」と思うときもあり。

都会よりも住民の消灯時間が早いのか、午後9時を過ぎれば街はすっかり静寂に包まれ、ネオンが無いせいか夜の暗闇がやたらと濃く、ミステリアス、というか怖い。そこへ、突然の雷鳴と大雨が襲ってきたりすると、ホラー映画の世界ですよ。

日中はそういった怖さはないものの、自然に驚かされびびることもあり。

父の日

king.jpg今週の日曜日、12月5日はタイの「父の日」です。この日は、プミポン国王のお誕生日であり、国民のお父さんの誕生日を祝うとともに、全国のお父さんへの感謝の気持ちを新たにする日でもあります。

今年の父の日は日曜日にあたるため、翌6日の月曜日が振り替え休日となります。タイでは11月に入るとビアガーデンが始まり、中旬になるとあちこちのデパートや商業地区でクリスマスイルミネーションが始まり、年末モードが高まります。その中でも、5日の父の日はタイ国民にとってとても大事な一日であり、国王への愛、そしてお父さんへの愛を再確認する日となります。

おもしろい乗り物

タイの道路を走っていると、いろんな乗り物があることに気づきます。乗用車、バイク、バスの他にも「何だコリャ」と思わせる乗り物に出会うこともしばしば。今日はそんな乗り物たちを紹介したいと思います。

バンコクというのは、実に交通網が綿密に張り巡らされているようで、電車や地下鉄が通ってなくとも、マイカーが無くとも、どこへでも何かしらの乗り物が送り届けてくれます。また、公共の乗り物は運賃が非常に安いというメリットがありますが、時間がかかるというデメリットもあり。

東京で育った私は、渋滞知らずの電車が一番好きなのですが、まだまだバンコクでは限られたほんの一部にしか走っていないのが現状。日本では電車の駅があるところに、デパートがあり、商店街があり、人が住み、なんでしょうが、バンコクは「そこに広大な土地があったから建てました」的なデパートや商業地区も多く、だからこそ今日紹介するような乗り物が庶民の大事な足になってるのかもしれません。

素敵インテリアの波来たる

บ้าน.jpgタイの一般的な建売住宅は、まさに土地と箱。日本の住宅のように、括り付けの家具が付いてくることはありません。新しくできたムーバーン(ゲート付き集合住宅街)を見学に行くと、モデルルームには素敵なインテリアが配置されていますが、実際の家はガラーンとしてなんもない。

タイでは家を買ったらすぐ引っ越して生活、はできません。キッチンなんか水道があるのみ。キッチンをキッチンたらしめるシンクやら、収納棚やら、作業棚、ガスコンロ、換気扇などなど、全部自分で揃えないといけません。お金はかかりますが、家を作っていく楽しさがある。同じような間取りと作りの家が並んでいるのに、一歩中に入ると家具の配置や生活スペースにそれぞれの家庭のカラーが出ています。

郊外の車窓から

私が住んでいるのは、ぎりぎりバンコクという他県に限りなく近い郊外、中心部から、幹線道路もしくは高速道路を走ること約30キロ、という位置に我が家はあります。東京タワーが見える大都会で育った私が、今となっては自然溢れる郊外に暮らしているわけで、結婚当初はちょっとドライブで目にするものによくびっくりさせられたものです。

バンコクはすっかり車社会であることは周知の事実ですが、郊外に入ると電車も地下鉄も無いわけで、より車の必要性が高くなります。なのでどこへ行くのも車、という生活を送っているのですが、スクンビットをドライブしてても決して見ることのできない、郊外を走る車の窓から見える風景について、今日はお話したいと思います。

 

タイの2大ファミレス

学生時代に友人達と一夜漬けしたロイホ、ちょっと雰囲気が良くてデートにも使えたスカイラークガーデン、始発待ちのためコーヒーだけで居座ったデニーズ、もうファミレスは卒業だわと誓ったガスト、ファミレスの記憶は私がまだ青かった時代にワープさせてくれます。

タイに来て、すかいらーくがあるのにはびっくりしましたが、ファミレスではなくフードコート(クーポン食堂)のひとつ。照り焼きチキンやハンバーグ、焼きそばなどを鉄板で焼いてくれます。本家すかいらーくからずいぶん逸脱してますな。

日本のファミレスはほとんどが24時間営業ですから、深夜に芸能人に出会ったり、悪そうな人、いけなさそうなカップルがいたり、大久保通りのサイゼリア(今もあるかわかりませんが)なんて、新宿で飲んだら寄らずにはいられない何ともダークな魅力があったものです。ああ、懐かしい。

先日、タイでパスポートの更新をしてきました。問題なく申請と受領が行われ、手元にはこれから10年お世話になる新しいまっさらなパスポートが。

でもですね、まっさらじゃダメなんですよ。タイにどういうステータスでいるかを表すVISAを、旧パスポートから新パスポートに移し変えないと使い物にならないんですね。日本大使館でも、できるだけ早いうちに、遅くても次回の出向時までには移し変えの手続きをするように言われましたので、新パスポート取得翌々日に行ってきたVISAの転記についてお話したいと思います。

タイの茄子

日本茄子.jpg茄子、と言えば夏野菜。味は淡白ですから焼く、煮る、揚げるなどあらゆる方法で調理できます。

暑い日はかつお節を乗せた焼き茄子にお醤油をたらり、浅漬けを朝食に食べることも多かったな。ちょっと洋風にトマトやピーマンと煮てラタトゥイユにしてパンと合わせたり、マーボー茄子はご飯にぴったりだし。

紫で太っちょな日本の茄子が少々恋しいですが、タイの茄子はいったいどんな茄子?

カルフールの行方

カルフールがタイ全土から撤退する、というニュースが流れたのが6月下旬のこと。我が家のあるバンコク郊外には、車で15分圏内に2軒あることもあり、どこがカルフールを引き継ぐか、というのはとても気になるニュースでした。

タイ全土での店舗数42店舗、従業員約7000人で総額160億~190億バーツと見積もられるショッピングセンターをめぐって、フランスのカジノグループ(小売)、タイのバーリユッカー(総合商社)、PTT(石油・ガス)、セントラルグループ(小売)らが入札に名乗りを上げていましたが、結局消費者にとっては「あんまり代わり映えしないな」という結果となりました。

パスポートの申請が無事受理されたら、今度は受け取りです。スタジオで撮った写真が綺麗にラミネートされてるかしら、ICチップ入りになってるんだな、とかこれから10年お世話になる新しいパスポートとの対面に心はずませながら、今回はMRT(地下鉄)ルンピニ駅から大使館に向かいました。

受領時に持っていくものは、申請時にもらった受理票手数料(申請費用)のみです。大使館の入り口のセキュリティチェックで、本来ならばパスポートを提出するのですが、「今日はパスポートを取りに来た」と言えば通してもらえます。なんですが、ノーメイクだったせいか、ぴちぴちの制服を着たガードマンに「何だ、タイ人だと思ったよ、本当に日本人?」と聞かれたので、受理票を見せて中に入りました。 

パスポート.jpgパスポートの期限があと半年後にせまり、先日こちらでパスポートの更新をしてきました。盗難や紛失に遭わない限りは、5年もしくは10年に一度のこの手続き。10年前に更新したのは日本だったし、親が助けてくれたし、はっきり言って手続き内容を何も覚えていなかった私ですが、今回はノンイミグラントビザというステータスで外国にいる身。

ということで、パスポートの更新からビザの移し変えまでの手続きを記しておこうと思います。

もうすぐ「ロイクラトーン(灯篭流し」、駅や街、デパートや繁華街では♪ロイ・ロイクラトーン♪の歌が流れ、日本人にとってのクリスマスに近い、ロマンティックなお祭のムードが漂っています。この行事、学校では子供達がそれぞれに作成もしくは買ってきた灯篭を持ってきて、皆で池や川など水のある場所に流します。今年のロイクラトーンは日曜日に当たるため、金曜日に前倒しして行う学校も多く、我が家の子供も今日は灯篭作りに使う蓮の花、お線香そしてロウソクを持って行きました。

タイのもうひとつのイベントと言えば「ソンクラーン(水掛祭り)」。ロイクラトーンが乾季のお祭であるのに対し、ソンクラーンは夏真っ盛りのお祭。しかしご存知のとおり、ここ最近のソンクラーンは来る年も来る年もデモだ、道路封鎖だ、戦車出動だ、実弾で打ち合いだと、政治の騒乱というか国民同士の喧嘩でいまいち盛り上がれていません。

ワットソートーン2

さて、美しい大理石の寺院の中はどうなっているのかというと、こちらにも何体もの仏像が祭られていて、それぞれの仏像について係員がマイクで説明をしています。

ws4.JPG

仏像の美しさもさることながら、建物の美しさと豪華さに目が惹かれます。見渡す限り、「大理石と金」で埋めつくされており、外はカンカン照りなのに、寺の中はヒンヤリしています。

こちらの新堂はシステムも新しく、というか現代使用となっており、靴の保管が番号札付きで管理されています。本堂は入り口に脱ぎ捨てられた靴がぐちゃぐちゃになっていましたが、こちらは靴棚に綺麗に並べられていました。係員がいるので、盗難の心配もないですしね。

ワットソートーン1

タイの人にとって、休日のレジャーやお出かけ先として「お寺」はとても人気です。年配の人たちだけに関わらず、若いカップルも有名寺院にお参りに出かけるのがデートだったりします。

我が家もご多分に漏れず、家族全員が揃う祝祭日はお寺へお参りへ出かけます。お参りやタンブンをするのが第一の目的ですが、郊外や地方にあるお寺はお土産屋さんが充実していたり、定期市が開かれていたり、おいしいレストランがあったり、お参りの後はそれぞれの地方の名産品を食べたり買ったりと「観光」するのも大きな目的なんですね。

今回はバンコクから近い、とある有名寺院について紹介したいと思います。

パクチー

パクチー1.jpg「タイ料理と言ったらパクチーだよね」、「パクチーさえ入ってなければタイ料理食べられるのに」とパクチーの好みははっきり分かれます。私はブログで取り上げるくらいですから、パクチー大好き派なんですが、友人の日本男児はスープにちょこっと入っているだけで、味と匂いが移ってるからと言って食べません。ああ、もったいない。

洋食についてくるパセリみたいな軽量で小ぶりな葉なのに、強烈な主張のあるタイの野菜「パクチー」について考察してみましょう。

汚職とは、仕事上の地位や役割を利用して不公正な行動(個人の利益を図るなど)を起こすことを言います。

賄賂、脱税、着服、事件事故の隠蔽、職権乱用など単語を並べただけで「ハゲタカ」を数話分連続して見たような、ノンフィクション小説の目次を読んでるような、朝刊の見出しを読んでるような気分になりますが、そういったことはなんとかしませんと、と「国際汚職制圧会議」というのがあるそうで、その第14回目が10日から明日13日までバンコクで開催されています。

ロイクラトン祭り

ロイクラトーン2.jpg年末が近づくとロマンチックになるのは、タイも日本も共通しているようで。日本の一大イベントは何と言ってもクリスマス。「プレゼントどうする?どこでディナーする?どこに泊まる?」とカップルが大騒ぎでしょうし、雑誌の「クリスマス前に彼氏彼女を見つけよう特集」なんかに乗せられ今頃大慌てでシングル脱出を図ろうとしている男女も多いのではないでしょうか。

タイも少しずつイルミネーションの準備が始まっていて、クリスマスは盛り上がりますが、その前に「ロイクラトン」というお祭があり、これこそがタイのカップルにとって重要なイベントとなるそうです。

クリスマスもロイクラトンも、カップルのイベントとして見てしまうのは商業的というか、本来の意味から離れてしまっているのではないか、という声もありますが、三十路まっしぐら子持ちの主婦である私でさえも、今年のロイクラトンは旦那としっぽり楽しみたい。というのもですね、今年のロイクラトンは日曜日とぶつかるんです。

 

秋ですね、イベント情報

秋めいてきましたね。秋空といえば「運動」よりも「ビール」がしっくりくるタイですが、既にあちこちでビアガーデンがオープンしているようです。タイのビアガーデンは、11月から大晦日のカウントダウンまで連日開かれ、どこも盛大に賑わいます。

有名なのは、各ビールメーカーの巨大ブースがずらりと軒を連ねるセントラルワールド前。工事中のZEN側はクローズのままですが、伊勢丹側は既にオープン。今年は敷地縮小のためか、シンハー、タイガー、チャーンの3社のみの営業となっていますが、人気バンドのコンサートもあるため、やはり例年どおり一番の賑わいを見せるのではないでしょうか。

スクンビット26のKヴィレッジや、ラッチャダーのエスプラナード、セントラルRama3などでもスタートしているようですし、サイアムディスカバリーやパラゴン前の広場にも、特設会場が設営中です。

そこで今回は、おいしいビール片手に楽しめる「日本が絡んだ」イベントを紹介したいと思います。

FIFAワールドカップが終了してもうすぐ4ヶ月。日本が予選を勝ち進んでいるときは、「アジアの星」とばかりにタイ人は日本チームを応援していました。日本がパラグアイに負けた翌日は、会う知り合い全員に「日本は本当にがんばった、感動したよ」と言われたものです。しかし4ヶ月も経てば熱も冷めるというわけで、ワールドカップ以外の試合は、じっと見ることができない私に至っては、そういえば今年はどこの国が優勝したんだっけ、とあれだけ盛り上がったくせに忘れる始末。

タイ人もそうかというと、そうじゃないんですね。タイのサッカーチームはまだ世界レベルではないですが、リーグ戦は行われていていますし、テレビの中継もあります。そもそもタイではサッカーへの関心が強く、特にイギリスのプレミアリーグ人気は絶大で、ワールドカップが終了しても引き続きサッカー熱の冷めない、特に男性は多いようです。

タイのお茶

タイのコーヒーが総じて甘いのは周知の事実と思われますが、お茶も相当甘い。しかも色は濃いオレンジ色で独得の香りを放っている、日本では見たこともないお茶。これぞ、「南国的お茶」について、今回はお話してみたいと思います。

 

南部の洪水被害

11月に入って1週間が経過。バンコクの空はすっかり「乾季モード」が定着、朝方は分厚い雲が空を覆っているものの昼過ぎくらいから少しずつ陽射しが顔を出し、涼しい風が一日吹いています。

長い雨季の間、バンコク郊外にある我が家近辺もあちこちが冠水状態となりましたが、ようやく道路一面がすっかり乾き、朝晩の庭の草木への水遣りも復活しました。

タイ中部、東北部を中心に被害をもたらした洪水も治まりつつあり、復興へ向かっているようですが、今度はタイ南部で洪水が発生しています。

タイ病院事情

11月に入ってから急に肌寒くなり、咳、鼻水が出るなあと思いつつBTSや繁華街などの人ごみを避けて通れないでいたら、風邪を引きました。タイでかかることの多い、ひどくならないけど治りにくい夏風邪、ではなく今回は本格的な風邪でした。行きつけの薬局で、鼻水を緩和する薬、喉の痛みをとる消炎剤そして解熱剤を処方してもらい、大人しくしていたのですが・・・

韓国アイドルが勢ぞろう!

タイでの韓国エンタメ人気の高さは、日本以上かもしれません。韓国ドラマに、韓国芸能番組がタイのローカルテレビ局では日に何度も流されますから、興味があろうとなかろうと、日本にいたときよりも韓国エンタメに詳しくなるというものです。

嵐のメンバーだって、こないだやっと顔と名前が一致したというのに、いまやKポップに強くなってしまった私が「こりゃあ、すごい!」とうなるメンバーが揃ってのコンサートが開かれます。

あれ?どっかで見た気が

急に寒くなったバンコク、気温が25度を切ると寒く感じる体質となってしまった私は風邪を引いてしまいゴロゴロしています。皆さんはお元気でしょうか。

昔から風邪を引くと、なぜか甘い物+笑いが欲しくなる体質でして、今回の風邪もケーキを食べ、You Tubeで日本のテレビ番組を見てへらへらしてたら、大きな発見が。解熱剤、風邪薬など飲んで、うとうとしていた私が発見したものとは・・・

タイで食べる日本のラーメン

バンコク、特に日本人が多く住むスクンビットエリアには、日本から進出してきたラーメン店がひしめいています。新規参入が多い一方、退散していくお店もあり、これは都心のレストランすべてにいえることですが、入れ替わりの早いこと。

特にラーメンは、本場の味を知っている日本人客が多いだけに、評価は厳しいと思われます。おいしい、まずいはあっという間に口コミで広がりますからね。最近どうしちゃったんだろう、と噂されていたある日本の超老舗のラーメン店が経営の危機を迎えているようで・・・

タイの風邪薬

寒くなったと思ったら、早速ゴホゴホ。え、誰がって?私がです。夜は長スウェット上下に毛布を被って眠り、日中も短パンからジーンズに切り替えて靴下まで履いて過ごしているのに、一人風邪っぴき。家族のタイ人の皆さんは、「涼しくて気持ちよいね」といつもと同じ格好でピンピンしてます。

できる限り風邪は引きたくないですし、引いても化学系の薬に頼るより、栄養と睡眠をしっかり採って自然治癒したいところですが、そうもいかない場合はやはり薬が助けてくれます。そこで、今回はタイの風邪薬をいくつか紹介したいと思います。

タイの11月

今日から11月ですが、しかし今朝は寒かった。6時台のバンコクの朝は、まだ薄暗く起きるのがつらいほど。顔を洗った水の冷たいこと、冷たいこと。朝のシャンプーは当面夜にシフトさせないといけないし、洗濯機から取り出した洗濯物もヒンヤリしたままだし。

いつもは子供を学校に送り届け、一仕事してから朝食を採るのですが、今朝は前倒しで温かいご飯をもりもり。寒い朝にお腹が猛烈に空いたのは、体が燃やすべくエネルギーを欲していたのでしょう。